« 2012年5月20日 - 2012年5月26日 | トップページ | 2012年6月3日 - 2012年6月9日 »

2012年5月27日 - 2012年6月2日

2012年5月27日 (日)

太平山、晴れてスケッチ

旭又駐車場から歩いて3本目(最後)の橋が中ほどで折れていた。これほど頑丈そうな作
りの橋でも、雪の重さに耐えられなかったのだろうか。そこは下の弟子還沢を徒渉して渡
る。

あとは順調な登りだった。そのうち暑くなり、中厚の山シャツを脱いだ。そのときズボンのす
ぐ下に白いものが挟まっている。いやはやズボン下をはいたまま登って来たのだった。朝
食後でもコンビニで昼食調達後でも脱げばよいと思っていたのに、気がはやっていたの
だ、すっかり失念していた。先ほど追い越してきたグループの声が聞こえないほど先へ進
んでから、下半身をすっきりさせた。

途中2度ほど路に倒木が横たわっていた。これも雪のせいか。しかし4月にはかなりの強
風の日があった、それでないか?

山頂の見える路傍にシラネアオイやカタクリが咲いていた。ん?この付近でこんな花が、と
珍しいように感じたが、これまで気がつかなかったか咲く時期に登らなかっただけかもしれ
ない。

山頂は日が当たり気持ちがよい。ハエのような羽虫がうるさい。昨年も感じたが山頂直下
東側の窪地にブナ林が成長している。昔はブナの木々の間から地面が透けて見えるほど
だったのに。腹を満たしてすぐ旭岳まで一旦下ることにした。

旭岳でザックを下ろし、スケッチブックを開いた。実はこのような晴天下のスケッチは眼に
悪いんだよなと自覚しつつ小一時間立ったままスケッチをした。


20125271taiheizan


旭又コースに出会う直前に男が何やら花を観察している様子。向こうから話しかけて来た
のでこちらも答えるというような感じで同道することになった。面白い男だった。エンレイソ
ウは3枚葉だが4枚葉のものがないか探しているという。ツクバネソウ(この名は初めて知
った)は4枚葉だが、3枚の葉をつけたものを自分の友人は見つけたと言っていた。では、
4枚葉のエンンレイソウがみつかれば面白い、という発想のようだ。

秋田に来て10年になるという。山で見つけた木の枝をストック代わりに使っている。枝の
又が2か所についていて、藪こぎのときに上の木の枝にひっかけて体を引き上げるときに
使ったり、なにかと重宝している様子。山行中に置き忘れたことに気づいて取りに引き返し
たことが2度ほどあったという。愛着の道具にしているようだ。

昨年私が見た花で人から教えられて初めて知った花の名のことを彼に尋ねた。弟子還岳
から奥岳への鞍部に白いナデシコに似た花が咲いていた、名に「ガン」がつく花だ、という
と、彼ほとんど間をおかずにセンジュガンピのことかという。すごい。その通りだった。草の
陰にあって白さが映えるあの花には感動したものだった。(もっとも名前を忘れてしまって
いたのだから、感動といってもたかが知れている。いや、名は忘れても感動したことは事実
だった。)その名を知っているということは、この男かなり勉強しているなと一目を置きなが
ら道を先になり後になりしつつ下山したのだった。

« 2012年5月20日 - 2012年5月26日 | トップページ | 2012年6月3日 - 2012年6月9日 »