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2012年2月5日 - 2012年2月11日

2012年2月 9日 (木)

極限? 疲れた

第二次世界大戦など戦争では人間の残虐性を露わにしてしまった例は、いろいろな報道
や記録で取り上げられ、私たち戦後生まれも、それらを読んだり、写真や映像などで見て
きた。

戦地に限らず、国内でも日本は数十万人の中国人や朝鮮人を労働要員として大陸から国
内に連行し、非人道的で過酷な労働を強制し、時に死に至らせることもあったと聞いてい
る。終戦後、シベリアに抑留された日本人に対するロシア側の処遇もひどいものが多かっ
たようだ。また、旧日本軍人同士の差別やリンチ、密告などもあったようだ。

相手を殺さなければ自分が殺されるというような極限状態の中にいると、自分が人間であ
ることや相手も人間であるという自覚を麻痺させられるという話も聞く。

しかし、人間であることに踏みとどまった話もある。いま読んでいる「よく生きよく笑いよき死
と出会う」(アルフォンス・デーケン)には、ナチスが勢力をふるっていた頃に少年だった著
者の体験が述べられている。

父親は反ナチの活動家だった。小学生だった少年は校長先生に呼ばれ、「将来のドイツを
担うリーダー養成学校に入学するよう君を推薦した」といわれた。そこを卒業すればナチの
幹部になることが約束されていた。必死で悩んだ末に少年はその申し出を断った。理由を
いうことはできなかった。ナチに批判的な言動をすれば、家族ぐるみで強制収容所に送ら
れることは必至だったからだ。とうとう理由を明かすことはなく、養成学校に行く話は立ち消
えになった。その後、少年には周囲からのいじめや無視などが待ち構えていたが、とうとう
終戦を迎えることができたという。

感動的な話。

いざ極限に追い込まれ、不条理な選択に迫られたとき、自分は盲目となり人間性を失っ
て、非人道的な側に立ってしまわないだろうか、そんな思いが自分の中に潜んでいる。こ
れまで折々に自分の中に弱さ認め、その都度、自己嫌悪に陥ることが何度もあった、そん
な自分にとって、この話は少々眩しくもあり、勇気を与えられもした。

これはどれだけ強い信念を持ち続けられるかが問われる問題だ。極限状況においてもな
お人間であることを放棄せずにいたい。年齢にかかわらず、多くの人の共通した思いでは
ないだろうか。・・・これってちょっと深刻すぎたかな.。

この本、まだ続きがある。

2012年2月 8日 (水)

読書リストなど

新聞見出し「反体制派弾圧100人超死亡 シリア」
やっぱり政権側が諸外国に何の気兼ねもなく反政権派市民の弾圧を再開した。

東日本大震災で発生したがれきの処理に協力するため県は岩手県と基本協定を結んだ。
県内では大仙市ががれき受け入れを表明している。こうした動きが他市町村にも広がって
いけばよい。秋田市はどうするつもりなのだろう。焼却灰の安全な処理方法を検討してい
るとの報道があったように思うが。(今日の夕方のニュースで5月頃に結論を出すといって
いた。)

被災県から提案された復興特区が国から認められるなどの動きがあるようだ。日本海側
は地震被害が小さいため、国の復興財源が振り向けられることはさほどないと思うけれ
ど、相対的に沈下していかなければいいが。

暇にまかせて図書館から借りた本を乱読している。

今年になってから読んだ本のリスト(4、5ページ読んでから、気に合わないことが分かって
すぐに返却したことも何度かあるが、それらは除く。)・・・

 「アガーフィアの森」(ワシリー・ペスコフ)
 「昭和史(戦後編)」(半藤一利)
 「ものがたり朝鮮の歴史」(池明観)
 「最後の言葉」(重松清)
 「花岡事件を追う」(野添憲治)
 「高橋治のおくのほそ道」(高橋治)
 「瓦礫を活かす『森の防波堤』が命を守る」(宮脇昭)
 「昭和史(1926~1945)」(半藤一利)
 「シベリア抑留」(栗原俊雄)

 いま、「よく生きよく笑いよき死と出会う」(アルフォンス・デーケン)を読んでいる。
何か残るものがあったか・・・それを知るには読後からまだ期間を経ていないのでわからな
い、と逃げを打つことにしたいが、ただそれぞれに、知識が少し広がった面もあれば、いか
に感じることへの欲求不満に陥っていたかを知ることになったともいえる。そのうち読後感
をメモしていこう。

 

2012年2月 7日 (火)

あの二つの国はやはり怖い

2月4日、国連安保理事会で、反体制派弾圧を続けるシリア・アッサド政権に対する非難決議
案が否決された。ロシアと中国が決議案に反対したためだ。反体制派の有力者は「決議案へ
の拒否権行使は弾圧の許可証だ」と指摘したと報じている。

シリアはロシアが輸出する武器を購入する“お得意先”、シリア国内にはロシア海軍の基地が
ある、などロシアにとって軍事的重要性が高い。この関係を壊さないために、ロシアはアッサ
ド政権による市民260人の弾圧死(2月3日)を黙認することを選んだわけだ。中国も、チベッ
トでの反中国運動(や反体制言論人)への弾圧に対して他国が非難することを内政干渉とし
て退けたいための拒否権発動だ。

・・・といった新聞報道があった。

これによりアッサド政権は、いってみれば“安心して”市民弾圧を続けるだろう。

国家的利益がどこにあるか、それによって市民を殺戮する側に立ったロシアと中国。日本の
隣にあって、常に顔をつきあわさなければならない二つの国。

2012年2月 5日 (日)

雄物川が結氷した

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今冬はかなり寒い日が続いている。例年ならたまに暖気の日があって、道路の雪が融け
て水たまりが広がり、歩行者の足元を困らせるというようなことがあるが、今年そのような
ことはまだない。

写真は雄物川左岸から河口方面を望む。遠景には男鹿半島が見える。

今見える橋の手前にもう1本架橋する工事が始まっている。手前の緑の重機はそのため
のもの。この工事によって車線が増え、朝の通勤時間帯などの渋滞が緩和されるはず。

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河は珍しく結氷した。それは河口から2~3キロほど上流まで続いている。

  凍てる河錆びたアルミの色に似て

帰路の途中、路地で雪寄せをする人を何度か見かけた。夕方はやはり冷えてくる。それで
も2月に入った。日は長くなってきている。

 

 

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