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2012年2月26日 - 2012年3月3日

2012年2月29日 (水)

明日から三月、鬼門の月

日も長くなり、冬の終わりを感じさせてくれる。

新聞を開くと、ここにもそこにも、さっき開いたあのページにも、これから先に待ち受けている
不安の幾つもの種、子供たちの未来にも影を落とす先行き不透明な霧(ガス)が漂っているよ
うだ。

政治には失望させられてばかりいる。その都度失望してそれで終わりなら茶飲み話で済むけ
れども、今の時代、その失望が重なってきてしまうと、あきらめ感が大きくなってくる。

それでも自分のように、まだ崩れていない(崩れては困る!)年金制度からわずかでも納税で
きるくらいの年金を受け取っている者はまだ救われている。

○昨今の報道から

半導体大手会社が4500億円近い負債を残して経営破たんした。この会社にはこれまで国
が数百億円の支援を行ったが、それが無駄になるようだ。秋田市内にも関連子会社があり、
県も秋田市も高額の補助金を出してきたという。これも無駄になるのか?

これも主に円高の影響で、以前からT社は次々と生産拠点の再編のため子会社の整理をし
てきたが、新たに2社について業務委託契約を解除した(製造発注しないということ)したとい
う。

また、驚いたのが企業年金を預かって資金運用していた会社が、その運用に失敗して、結
果、何と1850億円近い額が消失していたという。委託していたのは中小企業が多いとのこ
とだが、従業員88万人が年金を受け取れるかどうか影響があるという。

こうした社会経済的な出来事が何ら珍しくなくなっている。そこから生まれる失業者等とその
家族のことを考えても、社会保障には十分な予算をあててほしいと思うが。

明日から弥生三月、しかし鬼門の月だ。この数年、三月にはぎっくり腰になる頻度が高くなっ
ている。特に朝は気を配り、急な動きはしないように気をつけよう。

2012年2月26日 (日)

内藤陳さんの「息、どうするんだっけ」

今日の朝日新聞を開くと、昔、何かの写真で見た特徴のある顔が目に入った。
タバコを指にはさんで笑っている内藤陳(のぶる)さんの顔だった。

背後にはうず高く積み重なった本が一面に壁をつくっている。
その内藤陳さんが75歳で亡くなったという。昨年12月28日に食道がんで。葬式が今月に
行われたために今日の新聞に出たのだろう。

ハードボイルドやミステリー小説の大ファンで、30年前に日本冒険小説協会を立ち上げ、
自ら会長になった。新宿にバー「深夜+1」を開業し、多くの著名人が来店していたそうだ。
全盛期にはバーボンウィスキーは1日1本空け、タバコを数箱吸ってきた。破天荒な人生
だったように思う。

5年前に直腸がんで手術したが、昨年食道がんで余命一年との宣告を受けていたらしい。
入院先の病院で最期をみとった協会員Sさんによると、「亡くなる前、コロッケを食べ、トイレ
に歩いた後、廊下のイスでくつろいでいた。やがて『息、どうするんだっけ』といって、間もな
く息をしなくなった」のだそうだ。

最期の言葉からは死の間際の悲壮感は感じられない。たとえばたったいまジャケットから
外れたボタンを見失って「どこに行ったっけ」と辺りを探すような口ぶりで、ユーモアさえ感じ
られ、救われる思いがする。

ハードボイルドもバーもステージも、酒もタバコも思う存分やって、後悔のない人生だった
のかもしれない。 

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