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2013年12月1日 - 2013年12月7日

2013年12月 4日 (水)

特定秘密保護法

 テレビで特定秘密保護法案を審議する参議院の委員会の様子を見た。安倍
首相が特定秘密の指定・解除をチェックする機関「保全監視委員会」を設置す
るなどと述べていた。この委員会は外務省、防衛相、警察庁の官僚が委員とな
るという。

 チェック機関として、野党は、政府とは独立した第三者機関の設置を提案して
いるのに、これに耳を貸さずに、秘密を扱う権力者側・当事者で委員会を構成
するという。ふざけた話で、これではだれのためのチェックか、意味をなさない。

 この法案に関して先日、福島で公聴会を開催したところ、反対意見を表明した
人が多かったにもかかわらず、その翌日、政府・与党は衆院で強行採決をした。

 そして明日、政府・与党は参院でも強行採決をする方針だそうだ。対外的に期
限をつけなければならないような話ではない。国民の要求をくみ取り法案に反
映させようとする努力をなぜ怠るのか。日本の政治家は、とことん国民主権の考
えが身についていないようだ。というより国民主権など屁とも思っていないようだ。

 また、与党や連立する公明党の中に誰一人として、この法案や審議の運び方
に異議を申し立てる人がいないというのも、長いものには巻かれろということか、
情けない話だ。国民の心配を取り除くのではなく、不安に陥れるような政治を強
行しても平気な議員を私ら国民は選んでしまった。

 半藤一利の「昭和史1926-1945」を読んだ。自国と相手国との冷静な戦力
分析や関係国との流動的な力関係や戦略の想像力を欠いたまま、自分に都合
のよい解釈といわば勢いに従って太平洋戦争に突き進み、やがて敗戦が濃厚な
戦局に至ってからもなお、政府・軍部は国民の目や口をふさいで破滅的な終局
に向かっていった。日中戦争、太平洋戦争で亡くなった人は三百十万人になる
という。

 国民を戦争に駆り立てていった狂った政治を私等は歴史としてもった。今度は
国民の知る権利を巧妙に捻じ曲げて情報を隠蔽し、為政者にとって都合のいい
政治を推し進めようというのだろうか。

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