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2013年12月15日 - 2013年12月21日

2013年12月20日 (金)

静かな夜

 冷たい雨が降ったりやんだりの一日だった。十二月も下旬に入ると、世の中
忘年会シーズンだ。家人は二人とも山王界隈で各々職場の仲間とわいわいや
っていることだろう。

 先週は私の絵の教室の忘年会があった。みんなと飲むのは年に一回のこと
で、是非出たかった。しかし、三日前の夜に二回の嘔吐、若干の発熱があり、
翌日、医者から感染性胃腸炎といわれたため、他に感染させる危険を避け、や
むなく欠席したのだった。

 昨日の教室終了後、その時の様子を聞いたが、飲んだだけではなくカラオケ
にまで行ったといって、われらが会長さんは欠席した私を羨ましがらせてくれ
たのだった。

 この数年、テレビには「相棒」や朝の連続ドラマ以外に見たい番組がなく、チ
ャンネルは大概あの二人に任せている。金曜の今夜は興味のわく番組もない
ので、二人がいないのを幸いに、テレビはつけずに、スーパーから買ってきた
焼鳥やチーズ、コロッケをつまみにしてビールを飲んだ。

 数年前から本棚に収めているヘンリー・デイヴィッド・ソローの「森の生活」は
いつか読みたいと思ってきたが、なぜか数ページ読んだだけでもう入ってゆけ
ない。そんな繰り返しで、いつの間にかページも黄ばみかけてきた。先日、明
徳館で、著者やこの本を解説した「ウォールデン」(新潮文庫ではタイトル「森の
生活」の別名扱いにして併記している。地名)を見つけたので、借りてきた。

 この解説本にしたって楽に読めるものではない。もう少し我慢してつき合って
みるべ。ストーリのあるものではなく、周囲の自然や事象や人々に関する随想
だからとっつきにくいのか。おや、鴨長明の「方丈記」を引き合いに出した部分
もある。何となく、読めるかなという気を誘う。今度こそ読めるかな。しかし、そ
んなに甘くもネエべ。

 昨日ツタヤから借りてきたジャズやバロックのCDをかけた。ちょいとこれはヒッ
トでないか。バロック音楽、バイオリンの弓を往復させてギザギザさせると今度
は管楽器が伸びやかに吹き上げる。次はメランコリックな時を刻む曲、これは聴
くというより耳を貸してあげる気持ちでいれば、そんなに退屈しなくてもよいよう
だ。

 音楽が終わると、時間も経ち、ストーブの燃える音だけがする静かな夜だ。

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